主催: Quantum Chemistry Research Institute (QCRI), Quantum Chemistry Research & Development (QCRD)
後援: Gaussian Inc. USA
計算化学の飛躍的な進歩と信頼性の向上とともに、量子化学計算を研究開発の指針作りや日常の道具として利用する研究者が増えてきました。本講習会では、Gaussianとその中に含まれているSAC-CIプログラムを使って、分子と光がもたらす幅広い科学と化学を、分子軌道法とSAC-CI法を使って研究する方法を豊富な演習を交えて講述します。 Gaussianプログラムはご存知の通り、世界最大のシェアをもつ汎用量子化学プログラムパッケージであり、経験的手法からDFT、そして高度なab initio計算までカバーしており、原子・分子の化学と物理を理論的に研究したり解明したりするためには欠かせないプログラムパッケージです。SAC-CI法はこのGaussianに搭載され、光と分子の励起状態が絡む幅広い科学を研究するための信頼度の高い量子化学理論です。本講習会では、GaussianとSAC-CI法を利用して、分子の励起状態やイオン化状態の科学と化学を研究しようとする方、これを光材料の開発や設計に活用しようとお考えの方、また、生物の光機能の仕組みの解明やその利用に応用しようと考えておられる方、などを対象に、計算法の基となる量子化学理論から分かりやすく解説し、理論に基づく正しい計算法とノウハウを、実際の演習と共に講述します。講師陣にはSAC-CI法の提案者と開発者を迎え、高レベルでありながら分かりやすい講習を行います。 第一回の講習会は、予想を上回る好評で、席数の関係から早々と申込みを締め切らざるを得ませんでした。そこで第二回は、基本的には前回の内容を踏襲しつつも、その経験をもとに改善を図り、GaussianとSAC?CIをより容易にご理解頂き、研究や開発の現場でやさしくお使い頂けることを目指します。懇親会は講習中に質問できなかったことを講師に質問するなど、大変有用な場でありました。講習会と併せてご参加くださるよう、ご案内いたします。実施の要領は次の通りであり、前回とほぼ同様です。 |
PDFファイル(376KB) |
日時 | 2010年8月12日?13日 8月12日(木): 講習と演習: 午前10:30 ? 午後17:30 懇親会: 午後18:00より 8月13日(金): 講習と演習: 午前9:00 ? 午後17:00 |
場所・アクセス | キャンパスプラザ京都 (JR京都駅北口をJR沿い西へ徒歩5分位) 2階、第一会議室(講習と演習) アパホテル・レストラン四季 (懇親会): キャンパスプラザ京都の西側のホテル地下 |
対象 | GaussianとSAC-CIを利用して、光と励起状態の絡む科学と分子設計に興味ある方 |
参加費 (1名に付き) |
企業参加: 5万円 アカデミック: 3万円 学生: 2万円 (懇親会費: 4500円 (参加は任意ですが、お勧めいたします)) |
申し込み方法 | 参加希望者は一人ずつ下の参加申込書(Word, PDF)に記入し、e-mailにて、 y.itohqcri.or.jp に添付・送信のこと。 参加費は銀行振り込み(京都銀行桂支店普通預金No. 3485021 QCRD 代表 中辻 博)をご利用ください。入金を確認の上、参加証をe-mailにてお送りいたします。 この参加証を当日必ずご持参ください。 |
持参するもの | 参加証 ノートパソコン
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講師 | 中辻 博 (量子化学研究協会 理事長、京都大学 名誉教授) 江原 正博 (分子科学研究所 計算科学研究センター 教授) 長谷川淳也(京都大学工学部 講師) 福田 良一 (分子科学研究所 計算科学研究センター 助教) 宮原 友夫 (量子化学研究協会 部門長) 中嶋 浩之 (量子化学研究協会 部門長) 黒川 悠索 (量子化学研究協会 研究員) |
内容 | 別紙、講習会スケジュール表をご覧ください。 |