公募情報
QCRI におけるJSPS 特別研究員(PD, DC) の募集 (募集は終了しました)
現在、量子化学研究協会・研究所(QCRI)では日本学術振興会の特別研究員(JSPS PD, DC: 令和3年度(2021年度)申請分、令和4年度(2022年度)採用分)を募集しております。
当研究所では、主な研究テーマとして、(1)2004年に研究所長の中辻によって開発されたFree Complement (FC) theory (自由完員関数理論)というシュレーディンガー方程式の正確な一般解法に基づいて、正確であると同時に使い易い量子化学理論の構築を目指した研究、及び(2)励起状態を高精度に記述することができるSAC-CI法を用いて、化学現象に潜む普遍的な原理を明らかにする研究、例えば光合成における光化学系?(PSII)などの研究を行っています。
必ずしも容易な研究ではありませんが、夢を共有し、特別研究員の自由な発想と幅広い視野と融合することによって、研究をさらに展開できたらと考えています。共感される方を募っています。その研究には、以下のような内容がふくまれます。
・ シュレーディンガー方程式の解の精度での量子化学計算を容易にする理論の開発とそのプログラムの作成
・ 同時にユ?ザーの化学概念を刺激しその構築につながる量子化学の開発
・ それらを大きな分子や巨大系に展開できる理論の開発
・ これらの理論を使って、新しい応用計算化学を展開する研究
・ 光化学系IIにおける電子移動や酸素発生メカニズムの解明
・ その他、化学的に興味深い物性や反応を解明・予言する研究
なお、QCRIは、科学研究費補助金取扱規程・第2条第8項に規定する研究機関に指定されていて (機関番号:94309)、JSPSの科研費申請や特別研究員の受け入れが認められています。ご希望の方は、まず以下までご連絡ください。
・ 問合せ先:量子化学研究協会研究所長 中辻 博 (h.nakatsuji@qcri.or.jp)
・ 締め切り:2021年5月17日(月)
JSPSへの書類申請の締め切り:2021年6月10日(木) (電子申請にて提出)
・ JSPS-PD, DCの詳細はJSPSのHPをご覧ください:https://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_sin.html
(2021年4月6日update)
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JSPS 特別研究員の募集
1. 当研究所について
量子化学研究協会研究所(Quantum Chemistry Research Institute (QCRI))は、真に予言的で有用な革新的量子化学を建設し、その普及を図ることを目的として、研究活動を進めています。
我々の夢を一言でいえば、
「自由な発想でオリジナリティーの高い有用な理論を作ること」
であり、研究所を拠点に専任の研究者が、日々研究をしています。理論は、実験とは異なり、作成できる試料の制限や実験装置の制約等にとらわれることなく、自由な発想で、多くの物質の様々な現象をそのエッセンスにおいて取り扱うことができる利点を生かし、化学の様々な分野の研究に役立つ理論と方法を作ることを目指しています。
2. 研究内容
現在、当研究所で最も熱を上げて研究しているテーマは「シュレーディンガー方程式の正確な解のレベルで予言できる化学理論を創り上げ、それをいろいろな分野の化学研究に応用できる予言的量子化学を建設すること」です。シュレーディンガー方程式は化学の世界を支配する科学原理ですが、長きにわたってくその一般解法は知られていませんでした。しかし、その正確な解法が2004年当研究所長の中辻によって発見され(Free Complement (FC) theory, 自由完員関数理論)、正確な解に基づいて物質世界を研究する道が開かれました。現在この方法を量子化学の大道にのせるための研究を行っています。具体的には、化学構造式に対応した波動関数を構築(Chemical Formula Theory)し、それにFC法を適用することで、化学の正確な予言に必要な精度(1kcal/mol以下)を持ち、かつ、化学者の直観に合致する理論を構築することを目指しています。この方法は従来の分子軌道法(MO法)や原子価結合法(VB法)とも異なる全く新しい理論であり、今後の展開が非常に楽しみです。
3. 特別研究員の募集
以上のような研究に興味をお持ちで、我々の理念を共有し一緒に研究を進めていきたいとお考えの方は、日本学術振興会(JSPS)の特別研究員制度(PD)を利用し、是非ご応募ください。また、お近くにこのような方がいらっしゃいましたらご周知頂ければ幸いです。
・問合せ先:量子化学研究協会研究所長 中辻 博(h.nakatsuji@qcri.or.jp)
・今回の締め切り:2019年5月24日(JSPSへの書類申請の締め切りは6月3日)
・JSPS-PDについての詳細はJSPSのHPをご覧ください:
https://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_sin.html
なお、量子化学研究協会は、文部科学大臣により、科学研究費補助金取扱規程(昭和40年3月30日文部省告示第110号)第2条第8項に規定する研究機関に指定されています(機関番号:94309)ので、JSPSの科学研究費等を申請したり、またJSPS特別研究員の受け入れをしたりすることが可能です。研究所の研究は現在主に科研費によって遂行されており、学生やPostDocの受け入れ経験も豊富です。奮ってご応募ください。
(2019年4月5日掲載)
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JST-CREST研究員公募情報(募集終了)
量子化学研究協会研究所研究員の募集
募集は終了しました
2010年9月11日
量子化学研究協会研究所は、「世界に冠たる研究を」と「Human Happiness from Originality」を掲げて、質の高い研究と幸福を追求する研究所です。自由な発想と自由な研究をベースに、私達のオリジナリティに基づく研究を活発に展開しています。今のところ小さな研究所ですが、そのオリジナリティによって世界から高い評価を受けています。
当研究所では、現在次の2つの研究テーマに注力しています。その一つは「シュレーディンガー方程式や相対論的ディラック-クーロン方程式の解のレベルで科学理論を創り上げ、正確な予言学を建設すること」です。これらの方程式は物質世界を支配する科学原理ですが永くその解法が知られませんでした。しかし、その正確な解法が私達によって発見され、その正確な解に基づいて物質世界を研究する道が開かれました。現在この方法を量子科学の大道にのせるための研究を行っています。
もう一つは、「生体分子や結晶のような巨大な分子系の光・電子過程の理論と応用」です。この研究は既に30年以上の実績のあるSAC-CI理論をシームレスにあらゆるサイズの分子系に応用するための理論展開であり、既にさまざまな応用研究を展開しています。
その他、表面と触媒の理論、宇宙科学などの研究も行っています。
理論の理論たるところは常に古いものを乗り越え革新を進めるところにあり、上の枠にはまらない理論も歓迎します。理論は結局は有用でなければ絵にかいた餅に過ぎないことを基本に、大きな可能性を追求します。
今回、以上のような研究に興味をお持ちで、全力投球してみようとする静かな情熱家を募集することにしました。対象としては、大学院生(修士・博士)、博士研究員、大学や企業の研究者、いづれもwelecomeです。私達の過去の研究やアクティビティについては、ホームページ(www.qcri.or.jp)をご参照ください。
提出書類(docまたはpdfファイルで):
(1) 履歴書(写真、e-mailアドレスを付けてください)
(2) 論文リスト
(3) 主要論文(3-5編)
(4) これまでの研究概要
(5) 研究計画と研究の抱負
(6) 所見を求めうる方2名の氏名と連絡先
これらの資料に基づきヒアリングを行う予定です。
採用期間:決定後できるだけ早い時期から1年間。その後、業績等を勘案し、とりあえず平成25年3月末まで任期を更新することができる。
待遇:量子化学研究協会研究所の規程により、研究員として雇用。年俸は400万円程度を基準に、実績や能力に応じて決定。
応募締め切り:随時
書類提出と問合せ先:量子化学研究協会研究所長 中辻 博
Email: h.nakatsuji(AT)qcri.or.jp (注:(AT)を@記号に置き換えてご利用ください。)
研究所について:ホームページ:http://qcri.or.jp/ 京大桂ベンチャープラザ北館106,107号室(京都大学桂キャンパス隣):最寄駅:阪急桂駅、JR桂川駅
尚、量子化学研究協会は、文部科学大臣により、科学研究費補助金取扱規定(昭和40年3月30日文部省告示第110号)第2条第8項に規定する研究機関に指定されています(機関番号:94309)ので、JSTだけでなくJSPSの科学研究費等も申請することができ、またJSPS特別研究員の受け入れも可能ですので、奮ってご応募ください。